武蔵野大学名誉教授の川村匡由さんが、新著『地方災害と防災福祉コミュニティ― 浅間山大噴火被災地復興・発展の教訓』を発行した。浅間山「天明の大噴火」で埋没した村の生存者が日本一の高原キャベツ村をつくるまでの過程を追い、その復興で自助・互助・共助がポイントとなったことなどをまとめている。
社会保障学者の川村さんだけに、とりわけ現代の防災福祉コミュニティの形成について指摘するくだりは迫力がある。今後備えるべきことも収録していて参考になる。A5判、148ページ、大学教育出版。1944円。
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