野菜の個性とおいしさ引き出す「くまの食堂」

メニューは「くまの食堂のお昼ごはん」1つのみ

メニューは、季節の野菜を中心に使った「くまの食堂のお昼ごはん」一品のみ。野菜のおかず約6種類と、汁物、ご飯で構成されており、肉・魚・卵・乳製品は使っていません。油も極力控えており、ごま油を香りづけに少量使う程度です。

西武新宿線「東村山駅」からほど近いところにある「くまの食堂」。2014年にオープンしたお店

 

その理由について、店主である平沼美春さんは次のように話します。

「以前、娘がアトピーに悩まされており、段々と強い薬を処方されるようになっていったのですが、それには抵抗がありました。

セカンドオピニオンを受けたところ、医師から、野菜と玄米を中心にした『玄米菜食』を勧められたんです。

それから、お鍋の中に数種類の野菜を重ねて、野菜を重ねて蒸し煮する『重ね煮』や、健康や美容にもいいとされる『ローフード』について学ぶようになりました」

「料理は苦手だった」という一人の女性が、家族の健康を願い、つくった料理。

くまの食堂では、訪れた一人ひとりに対して、同じ思いで料理を提供しています。

 

「くまの食堂のお昼ごはん」(¥1,200=ミニデザート付き/¥1,000=ミニデザートなし)

季節の野菜によって、店主の平沼さんがインスピレーションでほぼ当日にメニューを決定する、おまかせ料理。

調味料は無添加で、ほとんどの味付けは塩こうじ・しょうゆ・みその3つのみ。

それにも関わらず、一つひとつのおかずの味わいが異なるのは、野菜の旨味を引き出す「重ね煮」だからこそ。野菜の持つ本来の味・香り・食感を楽しむことができます。

 

「ミニデザート(金時豆の煮汁寒天のみつ豆)」&「ミニデザート(ビーガンアイス)」

ミニデザートは、食事同様にその日のおまかせ。デザートにも白砂糖は使っておらず、メープルシロップやきび砂糖などの自然由来のものをセレクトしています。

ビーガンアイスは、乳製品や卵を入れずに、アーモンドミルクとや絹豆腐、カシューナッツをベースに味をアレンジ。

 

取材の終わりに、「食の大切さや、野菜のおいしさを知ってもらえればうれしいです」と話した平沼さん。

重ね煮料理やローフード、ヘルシースイーツなどを学べる料理教室も開いているので、気になった方は同店ホームページをご覧ください。

<店舗情報>

◎東京都東村山市本町2-14-17 C‐terrace 201(東村山駅から徒歩約4分)

◎090-7849-1861

◎11:00~14:00(日曜・祝日定休、不定休あり)

※料理がなくなり次第終了なので、HPから予約しておくと確実です

http://kumano-gohan.com

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