郷土芸能を次世代に受け渡したい!
小平の郷土芸能「鈴木ばやし」の保存を目的にした寄付の呼びかけが、「小平市鈴木ばやし保存会」によって行われている。ネットで実施するクラウドファンディングで30日㈬が締切。保存会ホームページへの名前記載などの返礼品がある。
◎https://readyfor.jp/projects/kodairashi-suzukibayashi
楽器や衣装の維持が負担 後継者育成の課題も
鈴木ばやしは、江戸時代末期に若者の娯楽として広まったもので、1970(昭和45)年には市の無形民俗文化財に指定されている。笛、かね、締め太鼓2人、大太鼓1人の5人による演奏で、合わせて獅子舞、ひょっとこなどの踊りが披露される。現在も、地域の祭りで欠かせない存在だ。
だが、楽器や衣装類の維持や後継者の育成は容易ではなく、活動を継続させるための経費捻出が課題となっている。保存会会員も減少しており、自主努力では立ち行かない状況となっている。
「地域で続いてきたものを、私たちの代でなくすわけにはいかない」と、保存会会長の高橋信博さん。
支援は以下アドレスから(https://readyfor.jp/projects/kodairashi-suzukibayashi)。
10/20 小平市民まつりにも参加
なお、鈴木ばやしは、武蔵野神社祭礼で5日㈯午後4時10分から演奏予定。また、20日㈰の小平市民まつりにも出場予定。