二十四節気の「立秋」を7日に迎える8月。暑さはたけなわですが、月半ばにはすでに夏至のころとくらべて、日の入り時刻が30分ほども早くなっています。月も後半になれば、秋の虫の音も聞こえてきて、いよいよ「陰の季節」の始まりが感じられます。
13日から16日にかけては、月遅れのお盆。新暦による7月のお盆の時と同様、この時期にはスーパーマーケットでも、オガラ(麻の茎を干したもの)をはじめとした、いろいろなお盆用のお供えセットが売られています。
このIT時代に、お盆用品がさかんに売り出されることは興味深いことです。
お盆は、あの世に住むご先祖さまの魂が、この世に帰省される時。ご先祖さまが迷わず帰宅できるようにと、家の門口で迎え火を炊きます。
この時期、地上は夏祭りで盛りあがり、帰省されたご先祖さまの魂もまた、共に楽しんでいることでしょう。8月は、この世とあの世とが特別に近くなる月です。
京都五山の送り火、長崎の精霊流しも、亡くなった方々の霊を無事にあの世へと送り届ける、お盆の終わりの行事。
亡き人々を偲んで心が結ばれたら、きっと忘れられない夏の思い出が刻まれることでしょう。
* * *
今月はどの本命星の方も、まずは体力の温存を心がけて。自分の体質的な弱点を考えて、無理をしないこと。暴飲暴食、虫刺されに注意。ちょっとおかしいと思ったら、速めに処置をしないと厄介なことになる。
一白水星:1927年、36年、45年、54年、63年、72年、81年、90年、99年、2008年、2017年 |
二黒土星:1926年、35年、44年、53年、62年、71年、80年、89年、98年、2007年、2016年 |
三碧木星:1925年、34年、43年、52年、61年、70年、79年、88年、97年、2006年、2015年 |
四緑木星:1924年、33年、42年、51年、60年、69年、78年、87年、96年、2005年、2014年 |
五黄土星:1923年、32年、41年、50年、59年、68年、77年、86年、95年、2004年、2013年 |
六白金星:1922年、31年、40年、49年、58年、67年、76年、85年、94年、2003年、2012年、 |
七赤金星:1921年、30年、39年、48年、57年、66年、75年、84年、93年、2002年、2011年、2020年 |
八白土星:1920年、29年、38年、47年、56年、65年、74年、83年、92年、2001年、2010年、2019年 |
九紫火星:1919年、28年、37年、46年、55年、64年、73年、82年、91年、2000年、2009年、2018年 |
(※上記の生年表は西暦で記載しています。2桁のところは1900年代です。なお、九星気学の鑑定では「節分」が節目です。1月1日から2月3日までの間の生まれの方は、前年が本命星となります。例えば、1993年1月29日生まれの方は七赤金星ではなく、前年1992年の八白土星が本命星となります)
[九星別運勢]
一白水星
集中力がプッツン、気が散りやすい。公私のメリハリつけて。
仕事はあるのに気分がのらず、あれこれに手を出しては、どれも中途半端に。暑さのせいでお疲れ気味、気力も低迷しているから、まずは休養をとること。万事無理せず、やるべき仕事は計画的にひとつひとつ片付けていくように。人から頼まれたことに深入りしてはダメ。有力な年長者と、いい出会いのチャンスがありそう。
二黒土星
好調多忙でも功を焦ってはダメ。レジャーは吉だが車にご用心。
やる気がある分、二黒にしては珍しく暴走したり、あるいは猛暑のなか、体調をくずしたりも。何事も、いつもの落ちつきをわすれずに、上司や年長者の意見を聞きながら進めていったらいい。総じて、従来の道から方向が変わるような話はよくない。いい出会いもある時だけれど、おもしろすぎる話、魅力的すぎる人物には裏がありそう。
三碧木星
歌に踊り、夏を満喫。モテて楽しめる一方で、舌禍にご用心。
各種イベント会場を賑やかに盛りあげてくれるのが、今月の三碧。得意の歌や踊り、おしゃべりが役に立つ。とはいえ、盛りあげ役にも悩みはあって、ちょっとした行き違い、いざこざも。それが、運の尽き、ともなりかねないからコワイ。今月は、争い事さえなければよい月。余計なことはしゃべらず、人の言葉にイラッとしても、涼しい顔でスルーして。
四緑木星
心境に変化。じっくり考えてみたい。新しい趣味に着手も可。
暑いし、外に出る気分ではないけれど、それもいい。今月は、家でのんびり英気を養い、思索にふけったり。すると、ふと、ひらめくことがあるはず。ひとりでできる趣味など思いついたら、始めてみるのも楽しい。お盆休みもあり、家族との行動や親戚と会う機会も多くなりそう。そんな時には、一族のファミリー・ヒストリーなど語り合ってみて。きっと、意外な気づきがある。
五黄土星
地力発揮で人のお世話も率先垂範。夏のレジャーも楽しんで。
もともと五黄土星は親分星。そんな星の個性全開で、仕事、遊びの場面双方で大活躍。もちろん、自分が楽しむことにも抜かりはない。周囲も協力的で、特に有能な目上の人の助けが得られる時。人の話をよく聞いて、しっかりと情報収集をしたら、それが後日、生きてくる。即効性ばかりに目を奪われないように。
六白金星
元気とやる気はあるのにトラブル多発。運動中の事故に注意。
気分は前向き、万事積極的にどんどんいきたいところ・・・なのだけれど、今月は、それが危ない。要するにツイてないので、何事も無難を第一として。海や山のレジャー、スポーツに自己過信は禁物。恋愛は色難に転じそう。本来、六白金星は、神仏やご先祖とのつながりが深い星。お盆には墓参もよく、ご先祖さまとのつながりを再確認したいもの。
七赤金星
レジャーも商談も好調。旅、帰省も吉。足と靴のケアで開運。
フットワークよろしく、夏のイベントでも主役になりそう。遠方に出かけるのもよく、先月の分まで旅を満喫できるし、仕事も外回りが狙い目。いつもはあまり行かないような遠くの支店、出張所など。時間をかけた話し合いで、交渉事もよい方向へいくはず。お盆には、ぜひ親戚と久々の再会をしたい。忘れられない、夏の思い出ができるかもしれない。
八白土星
チャンス到来。情報収集と選別がカギ。遠来の客の話に注目。
公私とも、自分が中心となって動くことがよく、多方面からの情報には細やかな目配りも必要。調子のよい話や、つまらないウワサ話にのせられないように。暑いとはいえ、軽やかなフットワークにツキがあるから、気軽にあちこちに足を運んで。途中で邪魔が入ったら、その件は続行しないほうがよい。
九紫火星
多忙の割に骨折り損。自己過信は禁物。株、勝負事は控えて。
気が大きくなって力量以上のことにチャレンジして、失敗しやすい。要するに、ツキがない時。悪友がよってきて、つまらないお金を遣うハメになる、ということも。今月は身辺のガードをしっかり固めて、静かにすごすのがよい。家の中の整理整頓をして風が通るようにすると、周囲の状況もクリアに見えてくる。
野村徳子/九星研究家。著書に『よくわかる気学(東洋占星術)入門』(弘文出版)、『よい名前のつけ方』(同)、『寺院参拝』(国際情報社)、『はすの花 共時性と予兆の秘密』(新風舎文庫)ほか