約10万人の会員がいる公益社団法人日本フォークダンス連盟の全国講習会で、今回、田無音頭が題材となる。
西東京市を拠点に活動する踊りの研究会「西東京けやきの会」代表の上野八重さんの働きかけで実現するもので、11日㈯、12日㈰に静岡県熱海市で講習される。1000人規模で実施の見込み。
田無音頭は昭和36年頃に、「東村山音頭」も生み出した、土屋忠司作詞、細川潤一作曲、三橋美智也と下谷二三子が歌唱という豪華な顔ぶれで作られている。
講師を務める上野さんはこれに先立ち、正確な踊り方を調査し、記録にまとめたうえで、国立国会図書館にも納めた。
上野さんと同会は昨年、「日本民踊の普及・振興に貢献」したとして、団体・個人共に同連盟から表彰を受けており、全国講習会に向けては、「当時の人々の思いがこもった唄と踊りを、多くの方に伝えたい」と張り切っている。