地域に根付くワークショップへ 参加者も募集中
和太鼓に向き合った10カ月の成果を見てほしい――今年1月からワークショップで腕を磨いてきた市民たちの和太鼓演奏が、田無神社例大祭(14日・15日開催)で披露される。出演は14日㈯午後3時から。
ワークショップを主催するのは、西東京市在住の作曲家・濱田貴司さんと和太鼓奏者・大多和正樹さんを中心に結成した「天翔(あまかける)」。もともと二人は「魂が叫べ」という音楽バンドを組んでおり、昨年の同神社例大祭に出演したのを機に、地域での太鼓体験ワークショップに取り組むようになった。
「二人とも50代に入り、社会貢献をしたいという気持ちになった」
と濱田さん。大多和さんも、「地域の人とコミュニティを作れたら、生きることをよりリアルに感じ合えるのではないかという期待があった」と振り返る。
「地域のことをほとんど知らなかった」という濱田さんが自力で市や同神社とつながり、太鼓も入手して、活動の基盤を作った。一方で演奏の指導は、富士山太鼓フェスティバルでの優勝歴などがある大多和さんが受け持つ。世界で活躍する演奏者の指導が受けられるとあり、愛知県や茨城県から日帰りで通う人もいるほど、ワークショップは支持されているという。現在、小学生から60代まで25人のメンバーがおり、例大祭では約20人が舞台に立つ。
「未経験でしたが、思いを込めて打てる太鼓に魅せられました。当日は、人生を楽しんでいきましょう! というのが伝わるといいなと思います」
と話すのは、芸能活動をしながらメンバーのリーダーを務めるゆみちぃさん。大多和さんも「ひたむきさを見てほしい」と話している。
なお、同会では、和太鼓体験の参加者も募集中。1000円~(バチレンタル代が別途500円)。主に西東京市内で実施。「誰でも取り組めるのが和太鼓の魅力。気軽にご体験を」と濱田さんは呼びかけている。
また、毎月第4土曜日午後8時から、FМ西東京(84・2МHz)で番組「和太鼓で繋がろう!! ~我々は天翔~」も放送している。こちらのラジオへの出演者は、和太鼓体験が無料になる。
詳細はホームページ(https://amakakeru-taiko.jp/ws_taiken/)参照を。
※編集部注 イベントは終了していますが、地域情報として掲載を継続しています。