縮小されていた清瀬市役所屋上での養蜂が、10月から民間委託され、再び採蜜されていく見込みとなった。
同市役所での養蜂は2014年に始まり、市職員が手探りで事業を拡大してきた。採れたハチミツはふるさと納税の返礼品にもなり、「農と緑の町」の象徴となっていた。菓子や化粧品など加工品も多数開発・販売されてきた。
しかし、養蜂は専門性が高く、引き継ぎが容易でなかったことから、発足時からずっと一人の職員が担当する状況となっており、その職員がハチに刺されることも複数回あったため、安全上の観点から今年度は事業が縮小されていた。
民間委託はその状況を改善するうえで有効で、同市の澁谷桂司市長は「官民連携により、持続可能な形で養蜂事業を発展させられる」とメリットを説明する。
スタッフの移動の問題などもあることから、近隣市にある養蜂場に委託する予定。