西東京市立の小中学校でトイレの改修工事が進んでいる。
建て替えた学校などを除く19校が対象で、ほぼ全てのトイレが洋式になる(小学校では一部、意図的に和式を残している)。また、照明のLED化や、手洗いの自動水栓化なども実施されている。
今年度末までに対象の学校で完了となる予定。
改修が終わったばかりの柳沢中学校では、男子トイレの小便器がセンサー式で1回ごとに自動洗浄するようになった。これまでは一定の時間ごとに水が流れるシステムで、混み合うときや夏場などは悪臭が教室まで漂うこともあったという。
「人の心理として、汚い状態だと雑に扱ってしまいがちです。そこから派生して学校全体が荒れていくというのは注意すべきこと。最も気を付けておくべきトイレが清潔になるというのは、教育上の効果も大きいです」
と同校の佐久間豊副校長は話している。
なお、建て替えたばかりの中原小学校を除く全小中学校で手洗い・水飲み場の蛇口をレバー式に交換する工事も行われている。こちらは新型コロナウイルス感染症対策。