春風献上。
2023年は十二支でいえば卯年、九星でいえば四緑木星年。
「卯」は温和で明朗ながら、「うっかり」することも多い星。一方の「四緑木星」は、春風をあらわす穏やかな星です。マイナス要素としては「付和雷同」という意味をもつこと。
今年もコロナ禍は続いていて、増税、物価上昇など、悩ましい問題が多いのですが、その割には人々の心は緩みがち、と読めます。
社会の二極化が、さらに進みます。一部の余裕のある人たちはレジャーを含めて、ますます海外に目を向けるようになるでしょう。
四緑木星は、旅行や商業の星ですから、旅行産業や海外との取引には期待がもてます。
このような時代には、強いリーダーの出現が求められますが、そのリーダーが独裁者になってしまったら大変! わたしたち一人ひとりが、周囲の空気に流されることなく、気持ちを引き締めて、社会の動向を見つめていくことが何より大切です。
1月は二十四節気の小寒、大寒とあり、一年中で最も寒いころ。
7日、「七草の節句」であたたかい七草がゆを食して邪気を払ったら、気持ちを引き締めて出発です。
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今月はどの本命星の方も、足元に要注意。
特に階段や段差のあるところでは気をつけてください。
一白水星:1927年、36年、45年、54年、63年、72年、81年、90年、99年、2008年、2017年 |
二黒土星:1926年、35年、44年、53年、62年、71年、80年、89年、98年、2007年、2016年 |
三碧木星:1925年、34年、43年、52年、61年、70年、79年、88年、97年、2006年、2015年 |
四緑木星:1924年、33年、42年、51年、60年、69年、78年、87年、96年、2005年、2014年、2023年 |
五黄土星:1923年、32年、41年、50年、59年、68年、77年、86年、95年、2004年、2013年、2022年 |
六白金星:1922年、31年、40年、49年、58年、67年、76年、85年、94年、2003年、2012年、2021年 |
七赤金星:1921年、30年、39年、48年、57年、66年、75年、84年、93年、2002年、2011年、2020年 |
八白土星:1920年、29年、38年、47年、56年、65年、74年、83年、92年、2001年、2010年、2019年 |
九紫火星:1919年、28年、37年、46年、55年、64年、73年、82年、91年、2000年、2009年、2018年 |
(※上記の生年表は西暦で記載しています。2桁のところは1900年代です。なお、九星気学の鑑定では「節分」が節目です。1月1日から2月3日までの間の生まれの方は、前年が本命星となります。例えば、1993年1月29日生まれの方は七赤金星ではなく、前年1992年の八白土星が本命星となります)
[九星別運勢]
一白水星
<年運> 好運期の第一歩。身辺スッキリさせて、恋も仕事も幸先よし。
来年以降の本格的好運期に向けて、トラブルの収束は必須。準備の年とわきまえて、何事も丁寧にこなせば、地味ながら運気上昇。
<月運> やる気十分、初仕事は快調。目上との連携プレイでいい流れ。
今月の強運を生かして、今年全体の運気にはずみをつけたい。
独断で出すぎた行動をしてはダメ。人のお世話をして、感謝される。
二黒土星
<年運> 本格的好運期に突入。秘めたる能力が開花、一躍、注目の的。
自信をもって前進することで、チャンスに巡り合う一方で、マズイ秘密がバレることも。
税務関係の処理はきっちりと、抜かりなく。
<月運> 新年早々モテるのはうれしいが、散財も。目上との対立注意。
賑やかで楽しいことが多いが、気が緩んで失敗もありそう。
目上や身内間で問題がおこることも。
公私とも金銭の管理は厳重に。
三碧木星
<年運> 従来のやり方をさらに発展させて好調。うまい話には警戒を。
公私とも充実しているだけに、近よってくる人、誘惑も多い。
特に縁談は、慎重な調査が必要。
一方、自分の発言にも気をつけて。
<月運> 多彩な交遊関係から何かを発見。変化の兆しを見落とさないで。
人生には、ヒョウタンから駒、ということも。それが成功への足がかりとなるかもしれない。
見晴らしのよい場所で、ひらめきあり。
四緑木星
<年運> 運気は満開の花。ヘタに動かずどっしり構えて、地力を発揮。
大勢の中で自然に中心的存在になって、賛同が得られる年。
研究や方針発表のチャンス。
公私とも、変化を求めて動き回ることは逆効果。
<月運> 正月気分で浮かれていると魔が入る。詐欺、交通事故に注意。
ちょっとハメを外して楽しむのもいいけれど、対人関係ではいざこざも。感情的になってはダメ。
宣伝文句につられての大モノ買いにご用心。
五黄土星
<年運> 多忙で実りも多いが、背のびは禁物。投資や新規着手は不可。
これまで快調にきた人ほど、現状維持に努めることが大切。
大きい態度で敵をつくると運気は急降下。低姿勢を貫くことで安泰。
<月運> 正月疲れ回復には温泉など。運気はやや低調、忘れ物ご用心。
本人、気が重いのに、周囲からは何やかやとお誘いが。無理して動けばミス多発。
一方、新しい出会いは将来有望、長い目で見て。
六白金星
<年運> 楽しいことも多いが、仕事では不足感も。詐欺、舌禍に注意。
何かとお金を遣うことが多く、特に昨年、事業などで大金を投じた人は苦労する。
不用意な発言で、自分の立場を危うくしないように。
<月運> まずは初詣で。清々しい気分になったら、トラブルも解消。
対人関係は誤解多く悩ましいが、その場の雰囲気に巻き込まれないことが大切。
一人になって、物事を冷静に見つめ直してみたい。
七赤金星
<年運> 変化運。仕切り直して、めざすは従来の延長線上での発展。
方向転換をして新しいことを始めたり、大金を投下しての改革は不可。アイディアを生かした手直しがいい。
今年の結婚は悪くない。
<月運> コミュ力生かして、新年のイベントでも活躍。地元愛も大切。
芸達者な七赤は、歌や踊りで場を盛りあげて。
昔の仲間や親戚と旧交を温めるのも楽しく、結果、1年の運勢のいい流れができる。
八白土星
<年運> これまでの努力が実る華やいだ年。人との衝突は回避して。
対人関係が多彩になり、いい出会いがある一方で、気苦労も多くなる。
ついカッとして、大切な人や会社と気まずい関係にならないように。
<月運> 新年の出足は快調。交渉事にも強く、年来の懸案は解決方向。
先月来の仕事はいい形でまとまっていくし、何事も努力のし甲斐のある時。
遠方からいい知らせ。旅行、吉。
婚活中の人にもチャンスあり。
九紫火星
<年運> 行動より考えることに強い。本業は焦らず細部に目を向けて。
やや沈滞ムードの今年は、自分自身を振り返るには、むしろいい。
新しい、いい習慣を身につけやすい時。新しい習い事を始めるのも可。
<月運> 不確かな情報は、まず確認を。古い問題をつついてはダメ。
やる気はあるのに妨害が多い。
でも、そこで落ちこまなければチャンスはある。
気を強くもって、堂々と自分の意見を発表して。
野村徳子/九星研究家。著書に『よくわかる気学(東洋占星術)入門』(弘文出版)、『よい名前のつけ方』(同)、『寺院参拝』(国際情報社)、『はすの花 共時性と予兆の秘密』(新風舎文庫)ほか