命の価値、アートで訴え 3人のママから生まれたプロジェクト
10万人の手形を集めて絵を作り、パラリンピック東京大会で飾りたい――病気や障がいのある子を持つ母3人によって4年前に始まり、現在は海外にも輪が広がる「Hand Stamp Art Project」の「アート展」が、国立ハンセン病資料館(東村山市)で26日(日)まで開催されています。
(※編集部注 イベントは終了していますが、地域情報として掲載を継続しています)
「手形なら誰でも参加できる」
同プロジェクトは、さまざまな人々のつながり作りなどを目的に実施されています。
活動団体の代表・横山万里子さんは「アートの力を借り、病気や障がいのある人もない人も、まずは手形で一緒になれれば」と話します。
横山さんは4年前に難病の息子を5歳で亡くした経験があり、「パラリンピックといっても、重度の障がいの子には遠い存在。それでも手形なら誰でも参加できる」と、スタンプを思いついたのだそうです。
手形は現時点で約2万枚が集まっています。
ハンセン病資料館で 26日まで
会場では、ハンセン病もテーマに、共催者でもある美術家・田川誠さんの絵の公開制作や手形による「じんけんのもり」制作などがあります。
ハンドスタンプもできます。午前9時30分~午後4時(26日は2時)。24日(金)休館。詳細は横山さん(handstampart@gmail.com)へ。
(※編集部注 イベントは終了していますが、地域情報として掲載を継続しています)