仏事のよろず相談所
奥野式典 奥山太郎さんコラム
先日のこのコラムで「新規感染者0人の日が増えています」と書きましたが、あっという間に感染が拡大してしまいました……。
しかし、そんななかでもご葬儀は待ってくれません。
このタイミングだから仕方ない……とご葬儀を簡略化してしまうのは、本来の意義に照らすと推奨できません。そこで奥野式典からは、「自宅葬」をご提案します。
祭壇は工夫できる
自宅葬とは、文字通り、ご自宅でご葬儀をすることです。かつてはそれが当たり前でしたから、決して無理なことではありません。実例をご紹介しましょう。
あるご自宅では、6畳間に2段の祭壇を設け、その前にお棺を置かせていただきました。ご自宅の場合は高さの制限があるため、3段以上の設置は難しくなりますが、幕や間接照明を用いることで、厳かな祭壇を作れます。10人くらいまでの家族葬でしたら、外部との接触がないので、安心してゆっくりとお別れができます。
集会所の選択肢も
遠い親戚やご友人も弔問に来るような、もう少し規模が大きいご葬儀ででしたら、集会所などを利用するのも方法です。
また、家族・親族だけの場合でも、食事を囲むなら、広めの会場を利用したほうが安心です。もちろん専用の式場も便利ですが、少人数での利用なら、集会所などのほうが経済的にもメリットがあります。
なお、集会所などを利用する場合は、設営の工夫が求められるので、実績のあるご葬儀社を選ぶようにお気を付けください。
こんな情勢ですが、奥野式典では、さまざまなご葬儀の形をご提案しています。気軽にご相談ください(相談は予約制)。
プロフィール
奥山 太郎