2月実施の西東京市長選挙でまかれた法定ビラは違法なものだとして、同市の選挙人が選挙の無効を求めた裁判で、11日、東京高等裁判所は原告の請求を棄却した。
ビラの違法性を認めつつ「選挙人の自由な判断による投票が妨げられたとは認められない」との判断に、原告の山口あずささんは「違法なビラの使用を許すという判決で非常に遺憾」と話した。上告を検討するという。
こうしたなか、公正な選挙を訴えたいと、市民による「私たちの一票を守るためのプロジェクト」が発足している。選挙のあり方を問う「どうぶつ村のせんきょ」と題した絵本を制作予定で、資金をクラウドファンディングで募っている。
詳細はウェブ(https://readyfor.jp/projects/gotovote)で。
(取材・三好圭子)
※地域紙「タウン通信」455号(2021年11月17日発行)から転載