広島・長崎に原爆が投下された日に合わせ、6日と9日、西東京市にある古刹・如意輪寺で慰霊と核兵器廃絶を願う弔鐘が突かれた。
世界規模で取り組まれている「平和の波」行動に連なるもので、新日本婦人の会西東京支部が主催した。
弔鐘は「平和の鐘」として行われたもの。如意輪寺に鐘があったことから頼ったところ、快諾を得られ、実施に至った。同寺は境内に保谷市戦没者慰霊地蔵尊を祭るなど、ふだんから平和や慰霊に力を注いでいるという。
弔鐘には小学生を含む約30人が参加。一人1度ずつ鐘を突いた。
企画に関わる矢挽和子さんは「今年1月には核兵器禁止条約が50カ国の批准のもと発効されるなど、核兵器廃絶の動きが加速しています。その願いがこもった鐘の響きが、一人でも多くの地域の方に届けば」と話している。