東久留米市教育委員会が先月、同市の学校の歴史をまとめた資料集「東久留米の学校史―明治・大正・昭和・平成―」を発行しました。
個々の分野を深く掘り下げる「歴史ライブラリー」シリーズで、「戦争遺跡」「古地図」に続く3作目。
著者は、元市郷土資料室学芸員の山崎丈さんです。
7期に分け、黎明期から今日までを解説
「学校史」では、共立学校と成蹊学校の2校が教育を担った明治維新後の“黎明期”に始まり、久留米尋常・高等小学校の誕生した“第2期”、戦時下の“第4期”など歴史を7期に分け、その観点からまとめています。
全体を通して写真が多く、親しみやすいのが特徴。明治・大正期の写真や航空写真などもあり、資料集としての価値も高いものになっています。
また、学校創設の大きな要因となる人口について触れたページでは、1950年代後半から80年代にかけて急激な増加があったことを一目瞭然のグラフで示しており、同市の特色がよく分かります。
同書はA4判、110ページ。1200円で販売中。
同市生活文化課、郷土資料室で販売しています。
なお、各図書館と市役所内の市政情報コーナーで閲覧可能です。
詳しくは郷土資料室(042・472・0051)へ。