東久留米市に10万平方メートルのキャンパスがある自由学園が、今年、創立100周年を迎えています。
4月には、それを記念した書籍『本物をまなぶ学校 自由学園』が出版されました。
「生活即教育」や「自労自治」をモットーにした特色ある教育の紹介のほか、作曲家の坂本龍一さん、生物学者の福岡伸一さんらの寄稿などが掲載されており、ネット書店Amazonの「教育学の参考図書・白書」部門で売れ筋ランキング1位となるなど、関心を集めています。
自由学園は、国内初の女性ジャーナリスト・羽仁もと子と吉一夫妻によって1921年に東京・池袋で創設された学校です。
1934年に東久留米の現在地に移転し、周辺の地名「学園町」の名の由来にもなりました。
現在、幼児からシニア(45歳からの学校「リビング アカデミー」)までほぼ全世代への教育を1つのキャンパスで展開する、全国でも希少が学園となっています。
なお、同書は婦人之友社の出版です。
A5判変型、192ページ、1650円。