仏事のよろず相談所
奥野式典 奥山太郎さんコラム
一日葬などの小さなご葬儀が増えています。
そんななか、「弔問できないのだけど、どうしたらいいの?」というご相談を頂くことが増えました。
以前であれば、後日にご自宅を訪ねることもできましたが、コロナ禍では訪問自体がタブーです。とはいえ、最後のお別れに何かをしたいというのは当然の感情です。
お花を贈る
奥野式典がいちばんお勧めしているのは、生花(供花)を贈ることです。
お花は、基本的に祭壇の周りに飾られます。お花が増えることで、祭壇の見栄えがより良くなり、ご葬儀会場の雰囲気が和らぎます。
また、お花には贈り主のお名前が札で掲示されますので、見方によっては、自分の代わりにお花が参列してくれている、ともいえると思います。
ぜひ、大切な人を、寂しくない雰囲気で送ってあげてください。
弔電や香典は?
弔問できない場合に利用されるものとしては弔電がありますが、個人の方にはあまりお勧めしません。
特に10人以下の家族葬や一日葬の場合、弔電は読まれないことも多いです。
もう一つ、お香典を送付するケースがありますが、これも家族葬・一日葬ではお勧めしません。そもそもお香典を断るご家族も増えており、かえって気を使わせてしまう結果になりかねません。
さて、お花を贈る場合ですが、可能なら、施行する葬儀社に直接頼むようにしてください。
というのも、お花は祭壇の色合いと合っていることが理想だからです。
また、期日厳守のものですから施行者経由が確実です。
奥野式典では、ご葬儀の不安事などのご相談に応じています。お気軽にご連絡ください。
プロフィール
奥山 太郎