4月22日(木)から5月8日(土)まで、西東京市で「アースデイ西東京2021〈春のミニフェス〉」が開かれます。
世界中で地球環境を考える「国際アースデイ」(=4月22日)に合わせたイベントで、地域から気候変動やSDGsへの意識を高めていく狙い。コロナ禍を踏まえ、日程・会場ともに“分散型”で多彩にイベントを行っていく予定です。
アースデイネット連絡協議会を中心に、町ぐるみで実施
「春のミニフェス」は、約40の市民団体や個人が参加・協働する「アースデイネット連絡協議会」が主催し、多摩六都科学館なども後援・共催します。
いわば町ぐるみで地球環境を考えようというイベントで、同市で合併前の1990年から市民主体で春に開かれてきました。
しかし、昨春は新型コロナウイルス感染症拡大の影響でアースデイフェアは中止に。
一方で、市民のつながりは維持していきたいとの考えから、新たに「アースデイネット連絡協議会」を発足させ、常設の組織として、情報紙発行や活動動画の配信などを続けてきました。
今回の「ミニフェス」は、実際に人々が交流する「アースデイ」のリアルイベントとしては2年ぶりのものです。
ただし、コロナ禍は続いているため、“分散型”として、複数会場で、日程も分けて実施します=表。
25日は、新緑の西原自然公園でイベント多彩に
数ある企画の中でも、特に人気を呼びそうなのは、25日(日)に西原自然公園で開催される「新緑の雑木林を楽しもう!」(雨天時は29日に延期)です。
見頃の草花などが案内されたマップを手に、自由に公園を散策できます。
公園内では、ミニステージでの歌・コーラスやウクレレ演奏なども予定。
近くの同市立けやき小学校5年生による「自然環境学習」のまとめのパネル掲示などもあります。
また、子育て中の女性たちの団体「ハハマナブ」の企画「福meguru」では、幼児から10代の洋服を中心に、中古衣類の無料譲渡もあります。
「20年以上にわたって樹林再生を行ってきた西原自然公園では、今、木々の新緑や草花が本当にきれいです。ぜひこの機会に見に来てください」
と話すのは、過去に「アースデイフェア」の実行委員長も務めた、西原自然公園を育成する会代表の池田干城さん。
なお、最終日の5月8日には、アースデイソングなどのミニライブや期間中に行われるスタンプラリーの参加賞の発表・贈呈なども予定しています。
「集客を呼びかけにくいが、成功させたい」
同会では秋にもイベントを予定しており、代表の川地素睿さんは
「こぢんまりと行うつもりだったが、どんどんつながりが深まって、2週間を超える規模になりました。
集客を呼びかけにくい状況ですが、走り出しが大事なので、何とか成功させたいです」
と話しています。
詳しくは同会事務局(EDNET20@outlook.jp)へ。