清瀬市の2021年度予算案は、新庁舎建設が一段落し、関連の歳出は依然あるものの、一般会計で前年度比5.9%減という堅実な予算となりました。
その財政規模は約316億9800万円です。
重点事業としては、
◎新庁舎完成(5月6日開庁予定)
◎清瀬駅南口地域児童館整備の基本計画を策定 (下記参照)
◎緑地の公有地化 (中里1丁目および2丁目で計0.5ヘクタール購入)
◎女性が使用しやすいコワーキングスペースを設置 (清瀬市生涯学習センター5階)
◎都市農業経営力強化事業 (パイプハウス等の施設整備等支援)
◎国指定重要有形民俗文化財「清瀬のうちおり」常設展示
◎市民課窓口での証明書交付手数料等のキャッシュレス決済導入
などが挙げられています。
上記のうち「清瀬駅南口地域児童館整備」は、2025年度(令和7年度)のオープンを目指すもので、現在の中央図書館、中央公園との一体的な整備も選択肢の一つとして検討していくとのことです。
2021年度はその基本計画を立てる予定です。
なお、新型コロナウイルスの影響で市税が前年度から約2億5000万円減るなどしていますが、庁舎建設費などで要した市債や基金繰り入れ金も減少しているため、急激に財政状況が悪化するということはなさそうです。
なお、特別会計も含めた予算総額は、前年度比3.2%減となる約489億1400万円です。
記者発表の一部を動画に収録しています。渋谷金太郎市長による予算編成方針に関する部分の抜粋です。
動画(2分4秒)
コロナ対策は補正予算で
ところで、こちらは2020年度の補正予算での対応となりますが、新型コロナウイルス対策として、
◎ひとり親家庭等への支援 (児童1人につき5万円支給)
◎きよせニンニンスクラッチ事業 (商店街の消費喚起、繰り越しで来年度実施)
◎公共施設の水栓を非接触型水栓に改修 (12施設・300カ所、繰り越しで来年度実施)
などを予定しています。