東村山市の2021年度予算案は、同年度にスタートする第5次総合計画の副題で「わたしたちのSDGs」を謳っていることに関連づけて、SDGsの項目に照らして分類するというユニークな予算案になりました。
その規模は、一般会計で約592億3700万円。前年度比3%で、過去最大の規模になります。
新型コロナウイルスの影響で市税が約9億4000万円減少していますが、財政調整基金約12億7000万円をはじめ基金総額で約28億円(昨年のほぼ倍)を取り崩すなどして財源を確保し、積極的な予算を組んでいます。
なお、基金では「公共施設等再生基金」「連続立体交差事業等推進基金」の取り崩し額が大きく、コロナ禍においても都市整備を疎かにしない予算となっています。
予算の重点ポイントとしては、
◎新型コロナウイルス感染症と新たな日常・ニューノーマルへの対応
◎SDGsの趣旨を踏まえた、まちづくりの好循環の創出
の2つが挙げられています。
具体的な重点施策としては、
◎庁内のICT化推進
◎病児・病後時保育オンライン予約システムの運用
◎東村山スマートスクール推進事業
◎スマートシティ推進の取り組み
◎公園包括管理事業
◎小中学校トイレ洋式化事業
◎オリンピック・パラリンピック関連事業(ホストタウンとして中国との交流等)
◎生活困窮者自立支援事業
◎消滅型生ごみ処理容器「ミニ・キエーロ」普及促進
◎秋水園整備計画事業
などが計画されています。
なお、自治体の貯金といわれる財政調整基金の残高は約18億5000万円。
特別会計も含めた予算総額は、約981億6000万円で、前年度比2.2%となっています。
なお、記者発表の様子の一部を動画に編集しました。予算案の全体像およびワクチン接種に関して説明があった部分を抜粋しています。
動画(6分24秒)