16年続いた小林正則市長の最後の予算となる小平市の2021年度予算案は、骨格予算として編成されました。
4月に市長選挙を控え、新市長誕生が確実なことから、4月以降に新事業を盛り込める余地を残した予算案となっています。
一方で、2021年度は「第四次長期総合計画」のスタート年に当たることから、これからのまちづくりに向けて、相応の事業を盛り込んだ予算案になっています。
その規模は、一般会計で約686億7000万円。対前年度比で0.6%の減とはなっていますが、新型コロナウイルスの影響を受け、かつ、4月以降に新規事業を盛り込める余地を残していることを考慮すると、積極的な予算案だといえそうです。
主な事業としては、
◎子ども広場事業の充実
◎GIGAスクール構想の実現に向けた環境整備
◎国指定史跡鈴木遺跡保存活用事業
◎児童発達支援センターの整備
◎生活困窮者の包括的な支援体制の強化
◎小川駅西口地区・小平駅北口地区市街地再開発事業の推進
◎中央公民館、健康福祉事務センター及び福祉会館の複合化
◎市役所のICT化
などが盛り込まれています。
なお、歳入では、新型コロナウイルスの影響によって市税が約13億4300万円減少する見込みで(前年度比4.4%減)、その分を市債等で補います。自治体の貯金と称される財政調整基金については、約7億円を繰り入れる計画で、残高が約22億円になる見込みです。
なお、特別会計を含めた総予算額は1048億3500万円で、前年度比0.1%となっています。
記者発表のうち、冒頭の小林正則市長からの説明を抜粋して編集しています。ご興味ある方はぜひご覧ください。
動画(6分58秒)