仏事のよろず相談所
奥野式典 奥山太郎さんコラム
長寿化・核家族化に加え、新型コロナウイルスの影響があり、あっという間に、「一日葬」が珍しくなくなりました。
今では、ご葬儀の3~4割が、一日葬になっています(奥野式典の場合)。
一日葬とは文字通り、ご葬儀を1日で終えるものです。お通夜を行わず、告別式だけで最後のお別れをします。
ご葬儀を1日で終えるのですから、当然ながらご家族のご負担は軽くなりますが、注意する点が幾つかあります。
まずは菩提寺(付き合いのあるお寺)の承諾です。菩提寺がある方は、必ず事前に確認するようにしてください。
次に、参列者――特にご親族の同意です。
とりわけ、さまざまなご葬儀に参列した経験のある年配者などは、一日葬だと少し寂しく感じることもあるようです。後でわだかまりが残ることもあります。一日葬などの小さな規模のご葬儀を選ぶときは、ご家族・ご親族の間で事前にしっかりと話し合いをしておくことをお勧めします。
また、ご自身の場合で一日葬などをお望みの場合は、エンディングノートに書き残すなどして事前に意思表示をされておくと、後を託された方がとても楽になります。
「子どもに負担を掛けたくないから」と小さなご葬儀を選んだのに、それが元でご親族ともめることになったら本末転倒です。
なお、意思表示に関しては、例えば、当社のような葬儀社に事前相談をいただき、お見積書等の形で残しておくことも有効です。
奥野式典ではご葬儀に関するさまざまなご相談に応じています。現場経験の豊富なベテランが応じますので、ぜひ気軽にご相談ください。
コロナ対策のため予約制です。まずはお電話ください。
プロフィール
奥山 太郎