小平市内で市民ソーラー発電所の第1号が稼働します。
手がけるのは、原発に依存せずクリーンな自然エネルギーを作ることを目的に昨年発足した団体「こだいらソーラー」です。
発足の直接的なきっかけは3.11。震災後の計画停電などを受け、「地域の電気は自分たちで」との思いが強まったといいます。
太陽光発電所第1号の設置場所は、同市内の一般廃棄物収集業者・株式会社小川工学(学園西町)のビルの屋上です。環境問題などに積極的な同社の協力で実現しました。
設置までには資金などの面で大きな苦労がありました。最終的に約500万円の費用がかかったといいます。
今後新たな発電所を作っていくための課題は、資金と設置場所の確保です。これには市民らにどれだけ認知され、協力してもらえるかが重要になってきます。
資金に関しては私募債の形を取っており、1口5万円と10万円、返済期間は各5年と10年になっています。現在、融資者を募集中です。
なお、同発電所は一般家庭約3軒分にあたる12キロワットの発電量です。早ければ近日中に稼動する見込みです。
23日に記念フォーラム
同団体は23日(土)午後1時30分から、小平市中央公民館で「こだいらソーラー設立記念フォーラム 小平で市民ソーラー発電所をつくろう」を開催します。
参加団体らによるパネルディスカッションと、立教大学大学院ほかで講師などを務める「未来バンク事業組合」理事長の田中優さんの基調講演があります。
資料代300円。
(※編集部注 イベントは終了していますが、地域情報として掲載を継続しています)