小平市を拠点に市民共同発電所の設置などを行うNPO法人こだいらソーラーがこのほど、「気候変動アクション 環境大臣表彰」を受賞しました。
再生可能エネルギーの利用促進や地球温暖化対策の啓発活動などが評価されたものです。
同会は2013年の1号機を皮切りに、現在、小平市に6基、東村山市に1基の発電所を設けており、計約100キロワット(約25軒分)を発電しています。
発電は福祉施設などの屋上に太陽電池パネル(ソーラーパネル)を設置することで行っています。
太陽電池パネルの設置は、市民からの出資を元に行っており、発電した電気は新電力会社に売電しています。その収入を出資者に利息を付けて返す仕組みです。
活動は、東日本大震災を受けて、原発に依存しない社会を作りたいと始まったもので、同会では、「市民共同発電所をエネルギーシフトのシンボルに、再生可能エネルギーの利用を促進したい」と市民に地産地消のエネルギー利用を呼びかけています。
このほか、同会では、講演会や見学会、展示会なども精力的に行っており、省エネや地球温暖化対策の啓発事業も行っています。
なお、この発電所の電気は、災害時には地域の非常電源として活用されます。
詳しくはNPO法人こだいらソーラーへ。