ひばりヶ丘駅南口から西東京いこいの森公園辺りまでに広がる「谷戸商店街協同組合」が、このほど50周年を迎えました。
当初、記念式典などを予定していたが、「コロナ」のため自粛。代わりにA4判・74ページの記念誌を発行しました。
なお、この記念誌は、本紙「タウン通信」が編集しています。
同組合は、1951(昭和26)年、二十数人による谷戸商工会としてスタート。
1970(昭和45)年に協同組合に組織変更し、以降、盆踊り大会や「谷戸ふるさと祭り」、抽選会などを開催してきています。
また、オリジナルの「谷戸音頭」の創作や、延べ約4500人が献血したという地域ぐるみの「献血運動」、PR紙の定期発行など、さまざまな取り組みを精力的に行ってきています。商店街に「日本昔ばなし」などで知られる俳優・常田富士男さんのゆかりがあったことから、常田さんを交えての「あったか話」というイベントを定期開催した時期もありました。
同組合では、「街ごと家族」をキャッチフレーズにしてきています。
今回の50周年にあたり、理事長の山崎明さん(三又酒店)は「先輩たちに感謝の思いしかない」と話します。
「これまでさまざまな壁もあったはずが、スクラムを組んで開拓し、今日までつながってきました。今、商店街は転換期にあり、さらにコロナ禍も重なっていますが、みんなで対話して新しい道を模索していきたいと気持ち新たに思っています」(山崎さん)
その方向性の一つに「個店の魅力をもっと発信していくことが大事」という考えもあり、同組合では、「Go To商店街」に参加し、2月を目処に、新規ウェブサイトの立ち上げなどを行う予定でいます。この事業は、稲城市にあるペアリーロード稲城商店街との共同企画とのことです。
なお、北多摩エリアで「Go To 商店街」に参加するのは、今のところ、谷戸商店街協同組合のみです。