11月20日(金)、西東京市役所で、12月の定例議会を前にした西東京市長記者会見が開かれました。
会見では、多くの時間が「新型コロナウイルス感染症」の感染状況や市の経済対策の説明に割かれました。
「コロナ」の感染状況に関する部分だけ抜粋し、約1分45秒の動画に編集しています。(詳細記事は下部)
動画(1分46秒)
市長の説明によると、西東京市の11月19日現在での延べ感染患者数は339人。直近では10月28日から11月3日の週の感染患者数が21人と多く、会見前日の19日は1日で8人が判明するなど、明らかな増加傾向があるとのことです。
11月15日現在のデータでは、入院中が12人、宿泊療養が8人、自宅療養が5人、調整中が3人です。
年代別では20代〜60代の感染が多いとのことで、特に10月5日から11月15日までの93人の内訳を見ると、およそ4分の1にあたる21人が20代の男性となっています。なお、全体の男女比では、男性62人、女性31人で、男性のほうが倍の患者が出ています。
こうしたデータなどから、活動の活発な人たちが感染しているケースと、家庭内感染が増えていることがうかがえます。
要介護高齢者への感染予防など手厚く
このような状況のなかで西東京市では、新たに高齢者施設等のPCR検査などを計画しています。
認知症高齢者グループホームや短期入所(ショートステイ)などを利用する高齢者を対象にしたもので、約7300人分の予算を12月議会に提案します。
また、万一家族等が感染しても、在宅で高齢者・障がい者を介護し続けられるように、在宅支援のためのヘルパー派遣などの事業もスタートする予定です。
なお、会見では関連事業として「特別定額給付金」の給付実績として、支給率は99.34%に達したことが報告されました。
西東京中央総合病院で16人陽性
記者会見では触れられませんでしたが、市内の西東京中央総合病院で、多数の感染陽性者が出ています。
18日(水)の病院ホームページの報告によると、入院患者9人、職員7人の計16人の陽性が確認されているとのことです。
なお、西東京市は新型コロナウイルス発生時から近隣市の中で感染者数が多い状況が続いています。