新型コロナウイルスに振り回された今年。
人との交流が困難だった一年を象徴するように、ここに来て「喪中見舞い」のニーズが急増しているそうです。
特設コーナーを設けて多彩な贈り物(志)を用意している、小平駅そばで仏具や石材を提供する「松戸家」の担当者・樋口幸子さんに詳しくお聞きしました。
喪中はがきに対して「手紙」や「品物」を贈る
――最初に、「喪中見舞い」について教えてください。
「11月半ば頃から、『身内に不幸があり、年末年始の挨拶を遠慮します』という内容の『喪中はがき』が届きます。この挨拶状に対して『お志』として贈る手紙や品物が喪中見舞いです。
お香典は先方にも気を使わせてしまいます。その点、喪中見舞いは利用しやすい贈り物だといえます。ポピュラーなのは、ご仏前にお供えするお線香やロウソクです。
そのほか、お花などを贈る方もいらっしゃいます」
――具体的には、どのような商品が良いのでしょうか?
「一般的には3000円~5000円の価格帯のものが人気ですが、お世話になった恩師や上司には1万円前後の特別なご贈答品もございます。
喪中見舞い用のお線香やロウソクは、香りやデザインなどお好みで選んでください。
例えば、桐箱や塗り箱に入った進物用のお線香セットは人気です。また、可愛らしいお花型のロウソクは、生前お花が好きだった方や、ほかの方とは少し違う品を贈りたい、という方に好評です」
――最近の傾向があると聞きましたが。
「ええ。実は、最近は線香、ロウソクともに短めのものが注目を浴びています。というのも、ご高齢の方が増えてきているので、扱いやすいタイプが求められているのです。
短めのロウソクや線香なら、倒れる心配も少なく、燃焼時間が5分程度なので消し忘れても安心です。高齢の方から喪中はがきが届いた場合などは、そうした商品を選ぶと良いと思います。
例えば、可愛らしいパッケージに短めのロウソクや線香が入った『和遊』などはお薦めです。ラベンダー、金木犀、さくら、といったアロマのような薫りも付いていて、特に女性に人気が高いです」
少人数の葬儀の増加が背景に…
――御社では特設コーナーを設けています。「コロナ」が影響していると聞きましたが……。
「今年は『コロナ』のため、ご葬儀も少人数で行う家族葬が増え、お悔やみに行きたくても行けない状況がありました。また、この時期に喪中はがきが届いて、『えっ、 あの方、亡くなったの!?』とビックリされている方もお見かけします。
このような状況から、贈り先が複数あるという方も多いです。
『松戸家』では、スタッフを増員してご相談に応じています」
――それは心強いです。
「仏事のことですからミスがあってはいけませんし、同時に、専門知識が求められます。ぜひ私たちプロを頼っていただきたいです。
松戸家では、配送も承っています。まずはお気軽に店頭まで覗きにいらしてください」
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※「松戸家」は、創業100年以上の老舗石材店。石材のほか、仏壇、仏具の販売など、仏事関係のサービスをさまざまに提供しています。
なお、「喪中見舞い」の品は、小平駅そばの「松戸家」本店1階で展示販売中。側道沿いに駐車場もあります。気軽にご訪問を。
◎松戸家
0120-980-015
小平市美園町1-4-6
小平駅徒歩1分
営業:10時~ 17時
火曜定休
http://www.mazdoya.co.jp/