特に子宮頸がんの原因として知られるヒトパピローマウイルス(HPV)のワクチンを無料で受けたいなら、高校1年生女子はこの11月がラストチャンス―—。
定期予防接種の対象となっているHPVワクチンは小学6年生から高校1年生までの女性なら無料で受けられますが、高校1年生のうちに3回接種する必要があるため、必要な間隔を考慮すると、通常は高1の9月末までに1回目を受けなければなりません。
そのため、9月末に間に合わずに諦めた方がいるかもしれませんが、接触間隔を短縮した最短4カ月以内での接種が可能です。
ただし、短縮した接触間隔を希望する場合、事前にしっかりと医師に希望を伝えることが重要です。
北多摩エリアでは、東久留米市にある「アルテミス ウイメンズ ホスピタル」が最短4カ月での接種方法について相談に応じています。
ところで、気になるHPVワクチンの効果ですが、子宮頸がんの主な原因となるウイルスを90%以上予防できるとの報告などがあるようです。
国内では、子宮頸がんの患者は年間1万1000人ほどおり、年間で約2800人が亡くなっています。
なお、もし自己負担でHPVワクチンを接種する場合は、1回あたり約1万5000円です。3回接種が原則なので、4万5000円ほど負担することになります。