東村山音頭などを通して「東村山」の名を全国に広めた同市出身のコメディアン・志村けんさんへの感謝と敬意を込め、その銅像を東村山駅前に建てようというプロジェクトが始まっています。
(※編集部注 イベントは終了していますが、地域情報として掲載を継続しています。なお、このクラウドファンディングは目標額を達成して終了しました。関連記事はこちら)
「一人でも多くの人に参加してほしい」の思いから、銅像建立の資金はクラウドファンディングで募ります。1口1000円の設定で、返礼品(リターン)はお礼のメール。最大30口まで。目標額は、建立費などとして2400万円です。
銅像は、等身大をイメージ。ポーズなどの詳細は決まっておらず、現在、実行委員会のメンバーで協議中です。
東村山音頭、アイーン、だっふんだ、バカ殿など多くのポーズで意見が飛び交っているそうで、改めて、志村さんの芸の多彩さが浮き彫りになっている格好だそうです。
なお、設置場所は東村山駅東口を予定していますが、こちらも詳細は決まっていません。同駅は今後再整備の計画があり、まずは仮置きにし、数年後に移動する可能性が高いとのことです。
目標額を達成できた場合、設置は来年7月頃を目指します。
国難「コロナ」の中で「希望の光」に
志村さんが新型コロナウイルスによる肺炎で他界したのは、今年3月29日のこと。
死去後、東村山駅前にある志村さんにちなんだ3本のケヤキの木、通称「志村けんの木」の近くには自然発生的に花が手向けられました。その後、市が「志村けんさんへのお気持ち」としてメッセージを受け付けたところ、全国から2万2000件以上のメッセージが寄せられたといいます。
その中には「志村さんを名誉市民にすべき」「モニュメントを作ろう」といった意見もあったそうで、そうした声を受け東村山市議会では、6月に満場一致で志村さんを名誉市民に選定しています。
今回の銅像建立のプロジェクトは、東村山青年会議所や商工会青年部のメンバーが中心になっており、クラウドファンディングは、志村さんが他界されてからちょうど半年となる9月29日にスタートします。
プロジェクト実行委員会委員長の中野陽介さんは、志村さんの銅像を建てる意義をこう話します。
「『東村山といえば志村けん。志村けんといえば東村山』と言っても過言ではないと東村山市民は思っています。そのぐらい、私たちは志村さんを身近に感じ、誇りにもしてきました。そうした思いを形にしたいのと同時に、いま新型コロナウイルスという“国難”がある中で、志村さんの銅像が建つことは『コロナ』に立ち向かう象徴になると思います。全国の皆さんの希望の光となるはずです」
なお、クラウドファンディングについてはこちらから。期間は9月29日から10月30日までです。
(※編集部注 イベントは終了していますが、地域情報として掲載を継続しています。なお、このクラウドファンディングは目標額を達成して終了しました。関連記事はこちら)
◎クラウドファンディング「ありがとう志村けんさん。東村山市に銅像をつくるプロジェクト」