「リアル井戸端会議」を目指してクラウドファンディングにチャレンジした西東京市の菊池ゆかりさん。
自宅で使われなくなっていた井戸を再生し、それを活用して地域のコミュニティを築きたいという取り組みで、その狙いについては先日の当サイトでお伝えした通りですが(記事はこちら)、このほど、目標額を超える44万1000円を達成し、無事に井戸を設置されました。
完成した井戸を前にする菊池さん(中)。右は母の廣田郁子さん
菊池さんからは、以下のようなコメントが届いています。
「古井戸再生プロジェクトに興味をもっていただいた皆さまへ。
おかげ様で、クラウドファンディングを達成することができて手こぎの井戸が完成しました! 本当にありがとうございました!!
枯れることのない井戸水は冷たくて美味しくてとってもエコです。ぜひ井戸の手こぎ体験にいらしてください!お待ちしています」
早くも多世代との出会いが
今回のクラウドファンディングでは、井戸の手押しポンプの設置費用などとして39万円を目標額に設定していましたが、終了前に目標額を達成することができ、ネクストゴールとして、井戸水を濾過するための携行用浄水器の費用・4万5000円も上乗せしました。
そのため最終的な目標額は43万5000円となりましたが、結果的には、これもクリアすることとなりました。
支援者は49人に上り、菊池さんによると、「ネット経由ではなく直接支援したい」という人もいたとのことです。
クラウドファンディングへのチャレンジ中や、実際の井戸設置の経緯においては、さまざまな人との交流があったそうで、菊池さんは「今にして思えば、それはぜんぶ『井戸端会議』といえるものでした」と振り返ります。
とりわけ、井戸を初お披露目した際には、ペット連れなどさまざまな人がふらりと訪ねてきたそうで、菊池さんは、井戸を活用したコミュニティ作りに手応えを得ているようです。
菊池さんによるそれらの報告が、ウェブサイトで紹介されています。
(報告はこちら)
10月31日(土)にお披露目会
なお、10月31日(土)におひろめ会が予定されています。
来場者には粒あんパンがプレゼントされるとのこと(なくなり次第終了)。もちろん、井戸の手こぎ体験もできます。
パンや野菜、食器類などの販売も予定。
この会では、井戸水で淹れたコーヒーも振る舞われるとのことです。
会場など詳しくは菊池さん(hironta@tonpo.net)へ。
◎「リアル井戸端会議」へ 西東京市の女性が井戸再生の支援呼びかけ
◎クラウドファンディング報告(菊池ゆかりさんレポート)
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