東久留米市・西東京市・東村山市・清瀬市をエリアとする「JA東京みらい」では、農産物の直売所を運営しています。
そのうち、東久留米にある「新鮮館」は、2020年夏にリニューアル(移転)オープンしてより利用しやすくなった直売所です。
冷暖房を完備したワンフロアにて、旬の野菜や、地元農産物を用いた加工品、苗木や季節の花卉類、さらに、農業・園芸用品など、さまざまな商品が販売されています。
店内の様子を特別に撮影させていただきました。2分ほどの動画にまとめています。なお、撮影したのは9月です。
動画(2分1秒)
新鮮野菜のおいしいワケ
ご覧いただいたように、野菜から加工品までさまざまな商品が並ぶ店内ですが、やはり注目したいのは、旬の農産物です。
農産物は、一部、市場から入荷しているものもありますが、基本的には、地元で採れた新鮮野菜を販売しています。
新鮮野菜のおいしさについては言うまでもありませんが、特にオススメは、トウモロコシとトマトです。トウモロコシは、収穫後に時間が経つと、1日足らずで糖分がデンプン質に変わってしまい、おいしさが半減してしまいます。新鮮さが重要な農産物です。
また、トマトは、通常の市場に出す場合は赤くなる前に収穫しますが、新鮮館では、直前まで枝で赤くなっていたものを並べています。まさしく完熟トマトが味わえます。
このような新鮮野菜を「新鮮館」に出荷しているのは、「直売会」に加盟する地元の農家67人です(2020年9月時点)。
さまざまな農家が参加しており、市場には出回らない少量生産の珍しい野菜が並ぶこともあるそうです。
なお、動画の中でも紹介されていますが、当然ながら、旬の農産物は季節で変わります。概ね、春はソラマメ、絹サヤ、ナバナ、初夏から夏にかけてはトウモロコシ、キュウリ、ナス、トマトなどの果菜類、8月のお盆過ぎからブドウ、ナシなどの果実、秋頃からブロッコリー、キャベツ、そして冬には大根や白菜などが中心になっていくとのことです。
ちなみに、東久留米では1カ所だけイチゴを栽培している農家があり、このイチゴは、入荷するとすぐに売り切れる人気商品になっているとのことです。
「東久留米」ならではの商品
JA東京みらいが運営する「新鮮館」は東村山と清瀬にもあり、農産物直売所は西東京市に2カ所がありますが、「東久留米」では、ここならではの特徴的な商品が幾つか並んでいます。
一つは、花卉類です。東久留米市には関東東海花の展覧会の品評会で農林水産大臣賞を受賞するレベルの花の生産者が複数いるため、季節によっては、高品質の花に出会うことができます。
もう一つは、地域名産の「柳久保小麦」の商品が充実していることです。柳久保小麦は東久留米市に伝わる伝統小麦で、粘り気があるため、もちもちした食感になり、特にうどんなどにすると風味豊かでおいしいと評価されています。
現在では地域ブランドとしてさまざまな商品開発がされており、この新鮮館では、うどんやラーメンの乾麺などが販売されています。
旬の食材はSNSで発信も
このほかにも、加工品などが多数あるので、ぜひ店頭でゆっくりご覧ください。
店舗は新所沢街道に面しており、駐車場もあって、利用しやすくなっています。
なお、旬の農産物については、ホームページやFacebookなどでもその時々に紹介されています。参考にしてみてください。
データ
JA東京みらい 東久留米新鮮館
◎東久留米市八幡町3-9-3
◎042-475-0022
◎午前9時~午後4時30分
◎日・祝日休業 (年末年始も)
◎公式ホームページ
◎公式Facebook