小平ふるさと村は、小平グリーンロードに面して、かつての住居などを紹介する野外ミュージアムです。
玉川上水の開削によって拓かれた小川村(小平市)の暮らしを時代別に紹介しており、建築物では、開拓当初の復元住居や水車小屋などを見ることができます。
有形文化財が4棟
このうち、「旧神山家住宅主屋」「旧小平小川郵便局舎」「旧鈴木家住宅穀櫃」「旧小川家住宅玄関棟」の4棟は、実際の住まいを移築復元したものです。
この4棟は市の有形文化財にも指定されています。
例えば、旧小平小川郵便局舎は、1908年(明治41年)の建築で、国内に現存する郵便局舎の中でも古いものの一つと紹介されています。
この郵便局舎では、昭和初期には電話交換業務も行われていたそうです。
また、旧小川家住宅玄関棟は、小川村開発の中心的役割を担った名主・小川家で継承されてきた建物で、江戸時代後期の1805年(文化2年)に完成したものと分かっています。
当時の小川家がどれほど力を持っていたかが伝わってくる建物です。
昔遊びや季節行事なども
小平ふるさと村では、こうした常設展示のほかに、ひな人形展示、写真展、昔遊び、演奏会などのイベントも盛んに行っています。
郷土菓子のゆでまんじゅう作りや、餅つきなど、季節に合わせた取り組みも盛んです。
郷土うどんの販売も
さらに、小平に伝わる郷土料理である「糧(かて)うどん」の提供も行っています。
市民団体「武蔵野手打ちうどん保存普及会」が毎週土・日・祝の昼食時に1日50食限定で販売するもので、JA東京むさしの協力を得て、地元産の地粉を用いています(1食500円。販売日等はホームページでご確認を)。
また、地域特産のブルーベリーを使ったお菓子など、小平の特産品販売も行っています。
データ
小平ふるさと村
◎042-345-8155
◎小平市美園町1-8-5
◎入場無料
◎月・第3火曜休み(祝日の場合は翌日休み)、祝祭日の翌日は休み
◎ホームページ