寄 稿
文・大内嘉孝さん(おおうち整体・指圧院院長)
田無駅近く「白河旅館」のネコ、タマちゃんが3月に病気で亡くなりました。14歳でした。
幼い頃、交通事故で片脚を失くしましたが、三本脚にもかかわらず元気に外を走り回っていて、近所の方にかわいがられていました。
ネコの雑誌で紹介され、「タウン通信」にも6年前に「線路沿いの名物猫」として登場しました。
きっと、西東京市で一番有名なネコだったでしょう。以前、私が旅館の前を通りかかった時、写真を撮ろうとする人が3人も並んでいて驚きました。
生まれて間もなく保護された時、わずか80グラムしかありませんでしたが、旅館の方の献身的なお世話により、元気に成長しました。
それだけに亡くしたショックは大きく、今もお骨は家にあり、毎日お線香をあげているそうです。焼き場では、骨盤骨折の際に入れた金属が出てきて、一緒に骨つぼに入れたそうです。
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時々「最近タマちゃんを見かけませんが、どうしていますか?」と、尋ねてくる方がいるそうです。
「本当にタマちゃんは、多くの方に愛されていたのですね」とおっしゃっていました。
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実は、我が家の2匹のネコは、タマちゃんと同じ親ネコから生まれた子です。
タマちゃんの4歳下の弟と妹になります。何か親戚を亡くしたようで、とてもさびしいです。
2度の事故にも負けず元気に14年の人(ネコ?)生をまっとうしたタマちゃん、安らかに。これからも地域のネコたちを見守ってね。
文:大内嘉孝 花小金井駅近くで「おおうち整体・指圧院」を経営