子どもが病気だけど、自分も会社を休めない……。
そんなときに助かるのが、地域の中にある病児・病後児保育室です。
西東京市には、「病児保育室ありあ」「病児保育室えくぼ」「病後児保育室ぱんだ」の3つがありますが、このうち「ぱんだ」は、佐々総合病院が西東京市から委託を受けて実施している保育室です。
田無駅北口から徒歩2分の好立地にあり、通勤で田無駅を利用する人には非常に便利です(ただし、近くに駐車場がないので、車利用の場合は近くの有料駐車場などに停める必要があります)。
保育の子がいないタイミングを見計らって、施設などを取材させていただきました。5分強の動画にまとめています。後半には看護師、保育士たちへのインタビューも収録しています。
動画(5分46秒)
6カ月〜小学生まで対象 4年生以下は補助金も
3つの保育室のうち、唯一「病後児」をうたっていますが、回復期の子だけでなく、病気の真っ最中の子も受け入れています。対象は6カ月から小学6年生まで。小学4年生までの子には、市から、利用料の補助金が出ます。
発熱、風邪などの症状の子が多いとのことですが、施設内に空調の独立した部屋があり、感染症(水疱瘡、おたふくかぜ、など)の子も受け入れています。なお、診療情報提供書があれば、発達障害やダウン症の子の受け入れも可能です。
1日の過ごし方は、保育士らが添い寝して本を読んだり、DVDを見たり。各部屋にテレビが用意されており、体を休めながら、一日過ごせる工夫がされています。
ベテランスタッフが揃っており、佐々総合病院から看護師が派遣されているのも安心材料です。また、月~金曜日は佐々総合病院の小児科医が1日に1回、巡回もしてくれます。
広々した保育室ですが、安全を確保するために、定員は6人までとしています。基本は予約制。利用には、事前の登録が必要です。
仕事をしている、緊急のときに頼れる人が近くにいない、といった方は、余裕のあるときに登録しておくと安心です。登録は無料。申請書類は「ぱんだ」にあるので、気軽にお問い合わせください。
なお、気になる利用料は、4時間以内なら1日1500円、4時間以上なら1日3000円です。保育は午前8時30分から午後6時(土曜日は0時30分)までとなっています。
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