新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、東久留米市氷川台にあるパチンコ店「オータ東久留米店」が、地域に向けて「がんばろう東久留米」の呼びかけをしています。
言うまでもなくパチンコ店は、「コロナ」で大きな打撃を受けた業種の一つ。4月の緊急事態宣言の直後から1カ月以上も店を閉めたという同店は、再開後も例年より客足の鈍い状況が続いています。
それだけに「コロナ」への意識は高く、営業にあたっては、入店者の検温、こまめなアルコール消毒、台と台の間のパネル設置など細かな対策を行っています。声が通りやすいようにと、店内BGMやパチンコ台の音量を下げているのも工夫の一つです。
また、スタッフたちは、黄色地に緑の文字で「がんばろう! 東久留米」と書かれたTシャツを着用してホールサービスを続けています。そのメッセージと明るい色合いに、来店者から「元気づけられる」などの声がかかることも多いそうです。
それに加えて同店では、東京都の推進する「感染防止徹底宣言ステッカー」の取得と掲示、さらに、「がんばろう東久留米!」のキャッチコピーが記載されたフラッグの掲示を近隣の商店街に呼びかけています。商店街全体で「コロナ」対策を行っていることを視覚的にアピールし、「東久留米なら安心して買い物や食事などができる」と伝えていきたいとのことです。
「沈んでばかりもいられません。お店から元気を発信して、地域の皆さまに楽しさを提供できればと思っています。東久留米店はこの地で28年。地域の方々のお世話になっているので、こういうときこそ、多少でも恩返しができれば」
と同店の篠田哲史店長。
これまで同店では、近隣でイベントが開催される際に人手を出し、地域とのさまざまな交流を行ってきています。景品にも、地域で製造された菓子を用いるなど、地域密着を意識しているとのことです。
「『コロナ』の収束が見えないなか、旅行にも行きにくく、ストレスを溜めている方は少なくないはずです。感染防止対策をしっかり行っていますので、ぜひ東久留米に遊びに来てください。感染症対策に街全体で取り組んでいます」
と篠田店長。
なお、同社はグループとして全国で40店舗以上のパチンコ店を展開しています。千葉県にある農場で障がい者雇用による農産物生産なども行っており、社会貢献事業にも積極的に取り組んでいるようです。
オータ東久留米店は、東久留米駅北口・マルエツ隣(東久留米市氷川台1-11-26、TEL042-476-1822)。