西東京市郷土資料室は、かつての小学校(西原第二小)の校舎を活用する「西原総合教育施設」の2階にある展示室です。
西東京市の歴史にかかわる資料を、5部屋(教室)にわたって紹介しています。
展示の様子を動画にまとめました。郷土資料室を担当する渡邉明徳さんの解説も収録しています。
動画(1分59秒)
下野谷遺跡の出土品、市民寄贈のジオラマなど
この郷土資料室の特徴の一つは、国史跡に指定されている下野谷遺跡の紹介が多彩にされている点です。出土した土器などのほか、縄文時代の暮らしをイメージした展示などもあり、下野谷遺跡を知るには絶好の場所となっています。
また、西東京市の歴史を12のジオラマで紹介するコーナーもあり、こちらでは、奈良時代から明治時代に至るまでの主要な出来事を視覚的に捉えることができます。
ちなみに、このジオラマは、約60年前の作品で、同市に本社があるシチズン時計の有志社員が手作りしたものです。
民族学博物館の全貌もジオラマで
ジオラマといえば、かつて保谷にあった日本初の野外博物館である「民族学博物館」を再現した大型のジオラマも展示されています。
現在は跡地の前に銘版があるだけの「民族学博物館」だけに、当時の様子が伝わってくるこのジオラマは一見の価値があります。
こちらも市民参加で製作したものです。
このほか、市民から提供された歴史資料は多く、近代になってからの生活用具の展示などは、三世代で見に行くと話が盛り上がりそうです。
企画展も開催
なお、西東京市郷土資料室では、小中学校の夏季休暇期間などを中心に、企画展を随時行っています。
また、折々、近隣エリアの歴史に関する企画展の紹介などもされています。
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