テリトリー

2019年7月3日

タウン抄

「タウン通信」代表・谷 隆一コラム  タウン抄 

 

本紙に掲載したコラム(ウェブには未掲載)は西武ライオンズの広報部の方にお願いしたものだが、打ち合わせのときに、面白いことを聞いた。

「西東京市は、千葉ロッテマリーンズ監督の井口資仁さんの出身地で、市もロッテのほうに目を向けてますよ」

半分冗談で言うと、「私たちもいろいろやりたいのですが、壁があるんですよ」と担当者。

言うまでもなく、彼らは西武鉄道沿線の地域を重視しているのだが、県境を越えてのイベント・企画には、当該地のチームへの申し入れが必要なのだという。すなわち、読売ジャイアンツと東京ヤクルトスワローズだ。

「だけど、メットライフドームなんて、目の前の道路越えたら東村山じゃないですか!」

東村山市などはホームタウンといっても良さそうなものだが、距離の問題ではないらしい。

沿線の我々からすれば、電車一本でスタジアムに行けるのはやっぱり魅力。微力ながら、本紙で盛り上げていければ。

(2019年7月3日号・本紙掲載分から転載)

 

谷 隆一

株式会社タウン通信代表取締役。地域紙「タウン通信」を多摩北部で約10万部発行、ウェブサイトでも地域情報を発信する。著書に『議会は踊る、されど進む〜民主主義の崩壊と再生』(ころから)、『中高生からの選挙入門』(ぺりかん社)、『起業家という生き方』(同、共著)、『スポーツで働く』(同、共著)、『市役所で働く人たち』(同)がある。

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