一年の変化

2019年12月11日

タウン抄

「タウン通信」代表・谷 隆一コラム  タウン抄 

 

早くも、今号が年内最終発行。「この一年で何があったかな?」と振り返ってみるが、自分の記憶が頼りない。で、つい手が伸びるのがインターネット検索。こんなことでいいのかな、と思いつつ。

さて、今年1月には、汚れた紙幣を使用した経緯をコラムに書いて、読者から批判を浴びた。が、今や町中が「**ペイ」。変化が速い。

2月には終活セミナーを主催し、「家族の話し合い」などを啓発したが、この冬の話題は「家族会議」。一気に浸透した。

春には改正入管法に関連して地域の外国人との共生に触れたが、秋にはさまざまな人種によるラグビー「ONE TEAM」が人々を魅了した。

今年お伝えした中で、個人的に感慨深いのは老舗「福澤屋」の完全閉店。駆け出しの頃から本当にお世話になった。在庫を多く持つ中規模商店は、ネット通販に抗うのが難しくなっている。

本紙連載「星のオキテ」をご執筆くださる九星気学研究家の野村徳子さんによると、本年は八白土星で、「変化」の象意があるという。世間全般でいえば元号が変わり、消費税も上がった。雨の多い年だったが、これも気候変動の表れか。電子マネーの浸透具合は肌で感じるほど著しかった。皆さんにも、何か「変化」があったのでは?  

実は弊社では大きな変化があったのだが、そのご報告はもう少し先に。

変化・変動といえば、本紙の発行も不定期ぎみに。そんななかでもご愛読くださる皆さまに感謝します。次号は1月8日発行です。来年もよろしくお願いします。

(2019年12月11日号・本紙掲載分から転載)

 

谷 隆一

株式会社タウン通信代表取締役。地域紙「タウン通信」を多摩北部で約10万部発行、ウェブサイトでも地域情報を発信する。著書に『議会は踊る、されど進む〜民主主義の崩壊と再生』(ころから)、『中高生からの選挙入門』(ぺりかん社)、『起業家という生き方』(同、共著)、『スポーツで働く』(同、共著)、『市役所で働く人たち』(同)がある

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