「デリケートな内容だからこそ、 信頼できるかかりつけ医に。 子どもの“夜尿症”も相談を」  佐々木クリニック 白柳慶之院長

北多摩地域の病院院長に話を伺う当コーナー。今回は小平市にある佐々木クリニックの白柳院長に取材しました。(以下、談)

白柳慶之先生/日本泌尿器科学会(専門医・指導医)、日本小児泌尿器科学会(認定医)、日本夜尿症学会理事

 

「夜尿症」は科学的に解明されてきています

広く地域の方々に、適正かつ専門的な診断と治療を提供することを目標に診療しております。

特に当院の小児泌尿器科診療は専門的に行っている病院が少なく、都内でも数カ所のみ。子どもに多く見られる「夜尿症」は、これまで「そんなのは病気ではない」といった、精神論や親のしつけが原因として片付けられていました。

ですが、最近では①膀胱が小さい②夜間の尿量が通常より多い③眠りの質が良くないなど、科学的に疾患として解明されてきています。

寝る前に過剰な水分制限をしても意味はありません。

これらは逆に周りからの目や、親・祖父母ら家族からのプレッシャーとなり、子どもの積極性を奪ったり、生活の質を落としたりといった問題を引き起こしてしまう原因にもなります。

* * *

「病院に相談することなのかどうか……」と悩む親御さんからのお声も良く聞きますが、不安に思ったら気軽に当院に来てみてください。

当院はもちろん大人も診ていますが、泌尿器の問題は相談しづらく、病院に行くのが恥ずかしいという人も多いのが現実。でも、当院は来てみると明るく、女性も入りやすい雰囲気ですよ。

デリケートな内容だからこそ、地域に根ざした信頼できるかかりつけ医を持つことが重要です。何か気になることがある人は、ぜひ一度来てみてください。

佐々木クリニック

編集部おすすめ

1

弱者に優しい社会へ、情報共有を 44歳で肺腺がんステージ4と診断され、2人の子どもを育てながら闘病を続ける水戸部ゆうこさん(50)の企画で、23日㈯㈷に小平市中央公民館で、がん関連の情報を広く伝えるオ ...

2

二十四節気の立冬(7日)と小雪(22日)を迎える11月は、いよいよ冬の始まり。 二十四節気とは、1年を24の期間に分け、それぞれ季節的な特徴を表す名称をつけたものです。 すこし前のデータになりますが、 ...

3

11月23日、市民の企画で 参加者募集中 西東京市と周辺市区を舞台に、時間内にできるだけ多くのチェックポイントを回って得点を集めるイベント「西東京シティロゲイン2024」が、11月23日(土)に開かれ ...

4

ワークショップのお披露目、トークセッションも 誰もが生きやすい社会を目指して、主に映像を用いた地域交流イベントやワークショップなどを行っている「にじメディア」が、11月28日(木)から30日(土)まで ...

5

 27階建て大型ビルの工事現場に、市民の思いを 公共施設が入る予定の工事現場の仮囲いに、小平の未来のイメージ画を飾ろう――。 西武国分寺線・拝島線「小川駅」西口前で建設中の再開発ビルを巡り、 ...

Copyright© タウン通信 , 2024 All Rights Reserved.