村を支えた生活用水
「田無」の歴史に詳しい郷土史家の近辻喜一さんに、「田無村」の生活を支えた「水」についてご紹介いただきました。
玉川上水から引いた「田無用水」に焦点を当て、青梅街道と東京街道、府中道が交差する「橋場」交差点でお話いただいています。
2分30秒ほどの動画にまとめています。
動画(2分29秒)
田無村は、青梅街道の開削に伴って、計画的に作られた村です。主要道路にそって、村のために上水を引く。現在の再開発と同じことが行われていたことがわかります。
ちなみに流れていた用水(田無用水)は、現在、暗渠となり、「やすらぎのこみち」「せせらぎのこみち」になっています。
ふだんは何気なく通る小路ですが、周囲を見回して歩くと、蔵を見かけるなど、ところどころに往時を偲ぶことができます。用水の上を歩きながら、当時の村を想像できるのは、田無ならではの散策の楽しみかもしれません。