多摩六都科学館の夏の特別企画展「カラダで実験! アタマで納得! ロクト運動サイエンスパーク」が、7月18日から始まりました。
会期は8月30日まで。
開催日前日の7月17日に内覧会が開かれたので、そのレポートです!
まずは、会場の様子を動画にまとめました。ご覧ください。
動画(41秒)
人気呼びそうな「スポーツスタッキング」
「これ、面白いですよ」
企画のキャラクターのデザインなどを担当した、西東京市在住のデザイナー・中村晋也さんに声をかけられてトライしてみたのが、「スポーツスタッキング」というもの。
3つの重なったコップを、できるだけ速く山型にして、またしまう、というゲームで、コップ群は3セット。つまり9つのコップを用いて、その操作のスピードを争います。
専用のテーブル機器があり、スタートは自分のタイミング次第。中途半端な理解のままトライした結果は、約8秒。速いのか遅いのか分からず、中村さんの顔を窺うと、「世界記録は1秒33ですよ」の一言が……。
俄然、やる気になってきます。
——というわけで、スポーツスタッキングの周りは、常に誰かがトライしていて、ガッツポーズあり、笑いあり。
会期中も、多いににぎわいそうです。
(※編集部注:スポーツスタッキングの一場面を、下記の動画にて紹介しています 動画はこちら)
「FC東京」協力のサッカーコーナーも
会場の一角にはフェンス網が設けられ、何やら楽しげな雰囲気が……。
こちらは、小平市に練習拠点を置くサッカーJ1「FC東京」が協力して設けている「コントロールキック」のコーナー。
同チームのクラブコミュニケーター・石川直宏さんによるサッカーボールの蹴り方指導がモニターで映され、それを見ながら実際にボールを蹴れるという企画などで、特に小学生には人気となりそうです。
ちなみに、会期中、科学館エントランスには石川さん等身大パネルも設置されており、写真撮影などができます。
内覧会に出席した石川さんは、当人自ら等身大パネルと並び、写真撮影に応じていました。通りがかった、サッカーを習っているという3歳の少年と一緒に写真に収まる一幕も。
FC東京では地域密着を重視しており、科学館への企画には、これまでもさまざまに協力してきています。
ストレッチ、食、体力測定など
そのほか、会場にはアスリートの食を紹介するコーナーや、体力測定などで自分のカラダを知ろうというコーナーなどが用意されています。
また、気軽に体を動かせるものとして、ストレッチの仕方などの紹介もされています。
このストレッチを監修したのは、コミュニティダンスの普及などに取り組む「Big Family Tokyo」のメンバーたちです。
コミュニティダンスは、老若男女、障がいや病気などがあっても取り組めるダンスで、今回は、よりやりやすいものとして、ストレッチに焦点を当てたそうです。
代表の吉福敦子さんは「体がほぐれると気持ちもリラックスします。家にこもりがちなときだからこそ、ぜひ体を動かしてストレスを発散してほしいです。この企画がそのきっかけになれば」と話してくれました。
感染予防対策をして開催
今回の特別企画展では、新型コロナウイルス感染予防のため、45分ずつで入場者を入れ替え、各回14人までという対策を取って実施します。
実は、もともとこの企画は春に開催予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で同館は臨時休館し、イベントも夏にずれ込むこととなりました。
企画を担当した研究・交流グループの浅岡さんは、
「大勢の方に協力していただいた企画ですし、こうやって実現できてほっとしています。もともとはオリンピックに合わせて企画したもので、見るだけでなく、皆さん自身がスポーツ・運動に親しんでほしいという狙いがあります。入場者数やソーシャルディスタンスを取っていただくなどの制限がある中ですが、ぜひ多くの方にご体験いただきたいです」
と話してくれました。
特別企画展の入場は小学生から。入場の整理券は開館後にエントランスで先着順で配布します。
開催に先駆けて開かれた内覧会の様子を40秒ほどの動画にまとめています。雰囲気などご覧ください!
詳しくは多摩六都科学館ホームページご参照を。