任期満了に伴う東京都知事選挙が7月5日(日)投開票で実施されるのを前に、多摩北部の各市でも選挙への準備が始まっています。
(※編集部注 イベントは終了していますが、地域情報として掲載を継続しています)
今回、とりわけ注目されているのが、投票所。1カ所に大勢が集まる場だけに、どのような対策が取られるのか、関心が集まっています。
都のガイドラインにそって対策
東京都ではガイドラインを設けており、各市の選挙管理委員会は、◎アルコール消毒液の設置、◎受付に飛沫防止のシート等設置、◎定期的な換気、◎記載台等の定期的な消毒、などを実施する予定です。
同時に、来場者に対しては、◎マスク着用、◎ソーシャルディスタンスを取った行動、◎混雑時間の回避、などが呼びかけられています。
ちなみに、記載台の鉛筆は定期的に消毒される予定ですが、持参することも可能です。文字がにじむ可能性があることから、インク類よりも、鉛筆・シャープペンシルが望ましいそうです。
接触の多い場所は、撤収前に消毒
ところで、選挙といえば、学校が会場になることも多いです。
その設置は自治体にもよりますが、例えば西東京市の場合は、29カ所の投票所のうち、約半数の13カ所が小中学校。ほか、3カ所は保育園、4カ所は児童館などの児童施設です。
そのため、児童施設に不特定多数の来場者があることを警戒する声もありますが、各市の選挙委員会では、「手すりなど、大勢の人が触れそうな場所は、撤収前に消毒する予定です」と話します。
各市とも、今回は、各会場に通常よりも1人程度スタッフを増員し、消毒や案内などの作業を行う予定とのことです。
午前9時から正午は混み合いそう
投票については、各市とも過去のデータを公表し、混雑する時間帯を避けるよう呼びかけています。
時間帯としては、午前9時から正午までの午前中が混み合う傾向があるようです。
比較的、午後2時から4時くらいが空いているといえます。
もっとも、当日の天候など、状況で混み方が変わる可能性はあります。そこで、選択肢に挙がるのが期日前投票です。
東久留米市は期日前投票所を2階に移動
期日前投票は投票日前日までに投票できる制度で、今回の都知事選挙では6月19日(金)から7月4日(土)まで利用できます。
土曜、日曜と、投開票日前の3日間は混み合う傾向があり、各市とも投開票日直前には期日前投票所を増設します(東久留米市除く)。
過去のデータでは、それ以前の平日は空いているため、各市とも期日前投票の利用も呼びかけています。
なお、東久留米市の期日前投票所はこれまで市役所7階に設置されていましたが、エレベーター利用を減らすため、エスカレーターで昇降できる市役所2階に移動させるとのことです。
各市に電話取材したところ、東久留米市の選挙管理委員会からは「安心・安全に投票できるよう環境整備しているので、不安に思わずに投票に来てください」とのメッセージが。
また、西東京市の選挙管理委員会からは「皆さんにもぜひ、来場の際にはマスク着用などの対策をお願いしたいです。期日前投票は16日間ありますので、分散して来ていただければなお助かります」とのコメントが寄せられました。
(※編集部注 イベントは終了していますが、地域情報として掲載を継続しています)