小平市上水南町にある「中将山 大仙寺」は、文禄4年(1595年)に正善院日堂上人によって創建された日蓮宗の仏寺です。
開山400年以上の日蓮宗の古刹
当初は江戸八丁堀での布教に始まり、正保元年(1644年)に浅草八軒寺町(現台東区寿)に寺領を移します。これが小平市の現在地に移されたのは、昭和20年(1945年)の東京大空襲での焼失のためです。
現在地で再建されたのは、昭和23年(1948年)のこと。寺名は、開祖・日堂上人が仏門に入る前に中将位にあり、大仙と号していたことに由来します。
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「出世寺」の別名も
浅草に本堂があった時代、この寺から宗門最高寺院の貫首などが多数輩出されたことから、「出世寺」とも呼ばれていたそうです。
浅草では、子安鬼子母神の守護寺として庶民の信仰を集めていたそうです。
なお、現在の本堂裏の墓地には、江戸末期の有名な浮世絵師、歌川国芳のお墓もあります。
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