保谷弦楽アンサンブルは、ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、コントラバスで構成する市民弦楽団です。
中高年者を中心に約30人で活動しています。
練習の様子を撮影させていただきました。団員へのインタビューと併せてご覧ください。
動画(1分54秒)
地域に溶け込み、30年以上続く市民楽団
保谷弦楽アンサンブルの発足は約30年前。子育てでつながった主婦5人から始まり、1996年に現在の名称で活動するようになったそうです。
以降は、年に1回ペースで定期演奏会を開くほか、地域の学校や施設等で慰問演奏や交流を行っています。
こうした市民活動で30年以上続くのは珍しく、楽団のまとまりを感じさせます。
20年以上にわたる小学校との交流
そんな保谷弦楽アンサンブルでは、一つ、大切にしてきている活動があるそうです。それは、新座市立八石小学校との交流です。
発足初期からのメンバーの縁で同校と交流を持ち、20年以上にわたって児童たちに生の楽器演奏を披露してきています。
ただ演奏するだけでなく、児童たちが練習してきた歌(曲目「ビリーブ」)とのセッションもあるそうで、団員たちにとって張り合いのある活動になっているようです。
一流指導者のもとで練習
なお、現在の楽団の指導者は、日本フィルハーモニー交響楽団チェロ奏者の大澤哲弥さんです。
2019年の定期演奏会では、メンバーとともに演奏をし、そのハーモニーにより深みをもたらしたそうです。
また、コンサートミストレスは、音源提供などの活動もしている奥村みのりさんが務めています。団員によって音楽経験もさまざまで、それが豊かな音色を生み出しています。
団員募集中 力量不問
保谷弦楽アンサンブルでは、団員を募集しています。
ユニークなのは、力量を問わない点。
オーディションを行う楽団も少なくないなか、保谷弦楽アンサンブルでは、「40年ぶりに楽器を手にした」という60代、70代のメンバーもいるそうです。
また、子育て中の忙しい世代もいます。たまにですが、子どもを練習場に連れてくるというメンバーもいるとか。いつでもみんなが温かく迎えてくれるそうです。
状況的にアンサンブルへの参加は難しい……とあきらめている方も、ぜひ気軽にお問い合わせを。練習は毎週金曜日の午前中です。
データ
保谷弦楽アンサンブル