凄いぞアベノマスク

2020年6月9日

タウン抄

「タウン通信」代表・谷 隆一コラム  タウン抄 

 

世の中を騒がせた“アベノマスク”だが、いや~、このマスクは本当にすごい。何がすごいかといって、その存在感だ。

下の写真(プロフィール)でもお分かりいただけるように、私は日頃メガネを着用しているのだが、医療用のマスクなどだと呼気がこもり、インタビュー時などはあっという間にメガネが曇ってしまう。

その点、布マスクは比較的通気が良く、医療用よりは快適に使える。というわけで、とりあえず手元にあったアベノマスクをいつしか私は愛用するようになった。

(もっともこの点には問題がある。というのも、私が愛用するのは当社に届いたマスクなのだが、会社に配布されてよいものなのだろうか?)

さて、そんなわけで、安倍晋三首相もなかなか良いことやるじゃないか、などと見直したわけだが、ほどなく新たな問題が勃発した。行く先々で「あれ~? もしかしてアベノマスクですか~」と揶揄されてしまうのだ。

あんな白一色のマスクで瞬時にして見抜かれるとは恐ろしい。これが「あれ? 谷さん、アルマーニですか!?」などなら事情も変わるのだが……。

というわけで出番は激減。結局、お蔵入りとなりそうだ。

(2020年6月10日号・本紙掲載分から転載)

 

谷 隆一

株式会社タウン通信代表取締役。地域紙「タウン通信」を多摩北部で約10万部発行、ウェブサイトでも地域情報を発信する。著書に『議会は踊る、されど進む〜民主主義の崩壊と再生』(ころから)、『中高生からの選挙入門』(ぺりかん社)、『起業家という生き方』(同、共著)、『スポーツで働く』(同、共著)、『市役所で働く人たち』(同)がある。

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