合併10周年を記念して2011年にマスコットキャラクター「いこいーな」を制作した西東京市。昨年は、西武新宿線・西武池袋線でいこいーなのラッピングトレインが走り、そのフォトコンテストや、キャラ弁コンテスト、グッズ販売会(クッキーから靴べら、切手まで!)が行われ、市内名所への案内看板や商店街のフラッグにも登場するなど、大活躍でした。
ラッピングトレイン登場で「初めて見知らぬ人がいこいーなの話をしているのを聞いて、嬉しくてちょっと誇らしかった」というのは、キャラクター開発を担当された吉田有希さんです。同市にあるアニメーション制作会社「シンエイ動画」の、「クレヨンしんちゃん」担当プロデューサーです。
キャラクター開発を担当した吉田有希さん。いこいーなとともに西東京市役所前で
市を知るところから始まった
「市の特徴を活かしたキャラクターを3つ」との依頼に、
「市のことをまず知ることからでした。双子の竜の伝説から『竜神の子ども』、旧東大農場のひまわり畑から『ひまわりかあさん』ができて。最後に、いこいの森公園から『いこいの森の妖精』が生まれ、そこに咲く珍しい花を市の方に紹介されて今の形に。
市民投票で選ばれたのは、愛らしいからでしょうね。公募の名前もいいですよね。
『西東京市=いこいーな』になったら嬉しいです」と話してくださいました。
実は今回の撮影で、動くいこいーなと会えたのが初めてだったそう。
かわいい、嬉しい! と大変喜んでおられました。
駅では、「いこいーなトレイン」を撮影する“豆鉄”の姿も
「いつか、アニメーションも」
「いつか、いこいーなのアニメーションが作りたいですねぇ。もともと走ったり跳んだり、生き生きとした動きのうまれるデザインなんです。でも着ぐるみは想定していなかったので、ちょっと頭が大きいですけど」
と、茶目っ気たっぷりに微笑んだ吉田さんは、現在、4月16日公開の「映画クレヨンしんちゃん 爆睡! ユメミーワールド大突撃」(※編集部注:この記事は2016年のアップです)に全力投球中。これからのいこいーなの活躍も、映画も、今年は楽しみです。
◎西東京市いこいーな
◎シンエイ動画
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