西東京市民で武蔵野大学名誉教授の川村匡由さんが、スイスをテーマにした『脱・限界集落はスイスに学べ―住民生活を支えるインフラと自治』を発行しました。
国内外を取材して回る川村さんらしいルポで、「自治」「参加」が共同体を強化し、暮らしやすさをもたらすという事例を多方面から紹介しています。自治体消滅を指摘したいわゆる「増田レポート」へのアンチテーゼともいえるような内容・構成になっています。
「分権」というヒント
本書では、人口減社会の日本において、今こそ「分権」に突破口があると思わせます。
写真も豊富でスイスを旅した気分にもなれる一冊です。
四六判、200ページ、農文協。2484円。